この夏、ヨーロッパ在住の人々に人気の旅行先はどこ？
日本に比べて休暇日数の多いヨーロッパ。「今度のホリデーはどこへ？」が日常会話の定番の話題になっているほど旅好きのヨーロッパの人々。有給休暇をしっかりとって頻繁に外国へバカンスへ出かける彼らはとても旅慣れていて、また旅の楽しみ方、旅行先選びのセンスも磨かれています。では、そんなヨーロッパ在住の人々の間でこの夏人気の旅行先は？
前回までに「この夏訪れるべきヨーロッパの注目都市 トップ10」、「2018年、コスパの高いヨーロッパの人気旅行先 トップ10」をご紹介してきましたが、今回の第三弾ではさらにデータを掘り下げて、この夏ヨーロッパ在住の人々の間で人気を集める近場の旅行先をご紹介します。
この夏ヨーロッパの旅行者に人気の身近な都市 トップ10
第10位：マドリード（スペイン）
スペインの首都マドリードは特別な街。ダイナミックな文化、それに創造力と熱気が入り混じり、クラブ、音楽、アート好きには最高です。でももちろん、もう少しリラックスした旅のスタイルをお持ちでも、マドリードはいろんな楽しみ方を見せてくれます。
プラド美術館の傑作コレクションを鑑賞したり、それにグランビア通りでショッピングを楽しんだりと、自分らしいペースで探索できるだけでなく、一度訪れたら忘れることのない街です。
サッカー好きなら大勢の地元ファンと一緒にレアル・マドリードの試合を観戦したり、カップル同士ならクリスタル宮殿や噴水が美しいブエル・レティーロ公園をゆっくり散歩するのもいいでしょう。歴史好きならマドリード王宮でスペイン帝国の興隆について学ぶことができます。もちろんグルメも豊富で、パタタス・ブラバス、郷土料理のコシード・マドリレーニョ、スペイン式オムレツのトルティーヤなどを楽しむことができます。
つまり、おいしい食事、賑やかなナイトライフ、博物館、ギャラリー、便利な公共交通機関、その全部を楽しみたいならマドリードは絶好の旅先です。
第9位：マラガ（スペイン）
コスタ・デル・ソル最大の都市であり、3000年近い歴史を持つマラガは、古代フェニキア人によって建設された世界で最も古い都市の一つです。その歴史は野外博物館とも呼べるフェニキア、ローマ、ムーア時代の遺跡が残る歴史的中心部で今も目にすることができます。
マラガはスペインで最も人気のある観光地の一つで、 ビーチ、歴史、考古学、活気のあるナイトライフ、重要な文化的名所が混在しています。 コスタ・デル・ソルの交通の中心地でもあり、近隣地域を探索するのに最適な拠点です。
素晴らしいショッピング体験と美味しい料理を楽しめるほか、パブロ・ピカソ生誕の地でもあるマラガには多くの美術愛好家が集まり、数多くの美術館や博物館があります。
第8位：アムステルダム（オランダ）
オランダの首都、アムステルダムは旅の目的や年齢層が違っても誰もが楽しめる街。ヨーロッパの他の都市と比べて街のサイズは小さめですが、そのコンパクトな街中にたくさんの見所がつまっています。歴史好きならぜひ訪れたい旧市街や環状運河地区、それにワールドクラスの美術館やギャラリーなどが点在しています。地元のクラブやナイトライフ、それに世界的に有名な「 コーヒーショップ」など、昼夜を通して飽きることがないほどいつでも賑やかです。
カフェ、コーヒーショップ、バー以外にも広い公園がいくつもあり、市内中心部のフォンデル公園（Vondelpark）や、東港湾地区近くの東公園（Oosterpark）などの代表的な公園は、休憩したりリラックスして過ごすのに最適です。歴史について学ぶならアンネ・フランクの家を訪れたり、運河沿いをただただ散歩するのもありです。また、アムステルダムはショッピングやファッション好きにもおすすめです。
第7位：アテネ（ギリシャ）
世界中でアテネほど歴史的に重要な役割を果たした街はそうありません。「民主主義のゆりかご」、演劇文化の花開いた場所、哲学の原点など、西洋文化の原点と言っても過言ではありません。歴史的な名所であるアゴラやアクロポリスはもちろん見逃せませんが、モダンな楽しみ方ももちろんあります。古代遺跡のウォーキングツアーに参加したら、モナスティラキ広場の市場を覗いてみたり、コロナキ地区でウィンドウショッピングを楽しんだり、メタソリイオ地区のギャラリーにふらりと立ち寄ったり、地元のタヴェルナで健康的なギリシャ料理を堪能しましょう。
活気あるナイトライフや、グリファダといった近郊のリゾートで日光浴を楽しむこともできます。きっと忘れられない休暇になること間違いありません。
第6位：ローマ（イタリア）
イタリアの首都ローマは、世界でも有数のエキサイティングな旅先のひとつです。ナイトライフ、ショッピング、上質なレストラン、エンターテインメントまで何でも揃っているだけでなく、世界的に有名な歴史的名所が点在していることも人気の理由です。
観光客にもとても友好的な街で、広場でコーヒーやジェラートを片手に気軽におしゃべりしたり、地元の人にスペイン階段やコロッセオへの道のりを聞けば、きっと誰もが親切に案内してくれるでしょう。
「永遠の都」として知られるローマは、かつて隆盛を極めたローマ帝国の拠点でした。その時を超えた魅力は、ロマンティックな休暇から家族旅行、それにショッピング旅行まで、あらゆる目的でこの街を訪れる者達を魅了しています。
テヴェレ川のほとり、ローマの七丘の上に建てられたこの都市は、過去の栄華を今に伝える遺跡やモニュメント、立派な宮殿、活気のある広場、古代の人々も通った石畳の路地や建造物などが見事な調和を見せてくれます。
第5位：パリ（フランス）
パリは言うまでもなく、ファッション、アート、そして誰もが良く知る有名なランドマークの都。エッフェル塔から望む街の景色、それにムーラン・ルージュの鮮やかなショーは、誰もが一度は映画で観たことがあるシーンでしょう。「光の街」としても知られるパリは、その建築、セーヌ川にかかる橋、大聖堂や公園まで、世界中の観光客を魅了しています。
パリを構成する各地区は、ちょっと古風なエリアからモダンなエリアまでどこもロマンティックな魅力に溢れています。ハネムーンの旅行先として常に人気で、シャンゼリゼ通りやコンコルド広場を行き交うロマンティックなカップルを多く目にすることでしょう。
パリはまた地区ごとにユニークな顔を見せてくれます。市民が通うショップ、市場、レストラン、カフェにはそれぞれ味があり、それぞれにお気に入りがあるようです。もちろんショッピングの選択肢も豊富で、レクレルール（L’Eclaireur）、プランタン（Printemps）、ギャラリー・ラファイエット（Galeries Lafayette）などのデパートはぜひ訪れたいところ。
たった数日の滞在でも、暮らすように滞在する長期滞在でも、きっと飽きることのない発見があなたを待っています。
第4位：バルセロナ（スペイン）
スペイン、カタルーニャ州の州都であるバルセロナは、ヨーロッパの中でも都会らしい休暇にぴったりの場所です。歴史、芸術、グルメ、スポーツの中心としても知られ、誰もが楽しめる食事や見所にあふれています。
アシャンプラ地区のおしゃれな大通りを腕を組んで歩いたり、メインストリートのランブラス通りのストリートパフォーマンスを観たり、市内のビーチまで赴いて新鮮な海風を浴びたりする様子がきっと簡単にイメージできるでしょう。
世界的に有名なサグラダ・ファミリアやグエル公園はもちろん、ムンジュイックの丘からパノラマの絶景を写真におさめたり、Ouimet i Ouimetなどのレストランで様々なタパスを試してみてはいかがですか？
カタルーニャといえばサッカー！というあなたは、チケットを予約してカンプ・ノウで行われるサッカーの試合を観戦しましょう。芸術に触れたいあなたは、ピカソの絵画コレクションを心ゆくまで堪能できます。日本からの直行便はありませんが、乗り継ぎ便も豊富で、絶対に期待を裏切らない街です。
第3位：リスボン（ポルトガル）
ポルトガルの首都リスボンは、ヨーロッパで最もエキサイティングな街のひとつです。その理由には、若々しく創造的な人々や、現在進行中のグルメやアートのルネッサンス、さらには素敵な博物館や歴史的観光地の魅力などが挙げられますが、いずれにしてもリスボンは訪問するすべての人々を魅了します。
過ごしやすい夏の夜に地元産のワインを片手にタホ川の岸辺に座ったり、多くのバーやクラブがあるバイロ・アルト地区までケーブルカーを利用したり、お城に登ってリスボン周辺の素晴らしい景色を楽しんだり、カスカイスでタオルを広げて日光浴を楽しめます。
リラックスした人々が集まる海岸、芸術、おいしい食べ物、歴史、便利な公共交通機関などがあるリスボンの溢れる魅力に、人々は吸い寄せられる様に集まって来ています。一度あなたも立ち寄ってみませんか？
第2位：ロンドン（イギリス）
訪れる人々を常に歓迎してくれる街、ロンドン。長い歴史と伝統、そこに常に変化し続けるトレンドが共存しています。若いカップル、家族、一人旅と旅のスタイルは違っても誰もがわくわくする巨大な都市です。
テムズ川沿いを散策しつつサウス・バンク古本市をのぞいたら、ウォータールー橋を渡ってトラファルガー広場に向かってみましょう。 他にもウエスト・エンドでお気に入りのミュージカルを鑑賞したりビッグ・ベンに登ったりした後には、ソーホーにある日系フュージョンレストランの Chotto Matte（Frith Street）や、Ember Yard (60 Berwick Street) などのおしゃれなレストランでグルメ料理を堪能しましょう。
サッカー好きなら、地元っ子に混じってトッテナム・ホットスパーやウェストハム・ユナイテッド、チェルシーなどのチームを応援してみるのも楽しいでしょう。都会にいながらゆったりと過ごしたいなら、イギリス産チーズ、パン、ピクルス、それにビールを買って、ハムステッド・ヒースやハイドパークといった美しい公園でピクニックをするのがおすすめです。
夜はホテルでリラックスするのも良いですが、ヨーロッパでも活気のあるナイトクラブの XOYO（32-37 Cowper St）や Studio 338（338 Boord Street、Greenwich）に出かけてみてはいかがですか？ ロンドンはパーティー好きのあなたにも、日々の忙しさから解放されてゆっくり過ごしたいあなたにもぴったりな、魅力に溢れる街です。
第1位：パルマ・デ・マヨルカ（スペイン）
ロマンチックなムーア様式のランドマークや壮大な歴史的建造物に囲まれた美しい地中海のビーチのある街、それがパルマ・デ・マヨルカ。最も美しく人気のあるビーチの一つであるカン・ペレ・アントーニ（Ca’n Pere Antoni）や、大規模なカラ・マホール（Cala Major）など多くのビーチが存在します。
ナイトライフにおいてもバレアレス諸島の中でイビザと1、2を争うマヨルカは、年間を通して多彩なイベントが開催され、マリティム通りのクラブやバーで朝6時まで踊り明かせます。その他、野外映画の上映、コンサート、映画祭なども楽しめます。
街で有名な観光スポットと言えばゴシック様式のパルマ大聖堂。「ラ・セウ」とも呼ばれるガウディによって一部を改装された巨大な大聖堂は、地中海に面するパルマ中心部の古代ローマの城塞の上に位置し街を一望します。大聖堂の内部は、パリのノートルダム大聖堂を凌駕する44mの高さを誇る身廊や、バラ窓を含む世界有数の規模を持つステンドグラスなどの素晴らしい装飾が街の喧騒と対照的に落ち着きのある雰囲気を醸し出しています。
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